美容皮膚科
フォトフェイシャル
IPL(intensive pulsed light )は有害な紫外線をカットした波長を利用した光治療です。
IPLと言ってもLumenis社が開発した医療機器による治療法だけが「フォトフェイシャル」となります。当院ではLumenis社の最新機種m22を導入しています。エステティックサロン用、家庭用で使用されるIPL機器は照射出力が低いので、それらとは効果の違うものになります。
フォトフェイシャルはシミ、ソバカス、毛穴のひらき、赤ら顔、軽度の小じわに効果があるといわれています。一般的にフォトフェイシャルはしみの治療として有名ですが、それぞれの治療終了後も定期的に治療することで肌のきめを整え、毛穴の引き締め、肌のコンディションを整えることも期待できます。レーザーは単一の波長で、広がりが少ないのですが、フォトフェイシャルは多くの種類の波長選択でき、それらを広範囲も照射できる能力を生かし、シミはもちろんのこと、レーザーでは難しかったくすみや、赤ら顔、皮膚のキメ、毛穴の縮小等治療する方法です。レーザー治療ですと治療後に患部を絆創膏などで保護しないとなりませんが、フォトフェイシャルは不要で、施行後のお化粧も可能です。
フォトフェイシャルはエネルギー量はレーザーよりも少なく1回では完全な効果が得ることは出来ないので、3.4週ごとに照射します。(回数は大きさ、濃さなどによって個人差があります。)
このように従来のレーザー治療とは異なり、顔全体に行うことを基本に考えられています。
もちろん部分的なシミにも施行可能です。
フェイシャルとは言いますが、対象は顔だけでなく、腕、手の甲、背中などの顔以にも可能です。
昨今、「メンズエステ」「肌男」などと男性も何かとお肌の手入れをする時代です。湘南という土地柄日焼けによるシミでお悩みの男性の方も多いかと思います。当方では男性の方への治療も行いますので、気軽にご相談ください。(私自身もフォトフェイシャルを体感している1人です。)
最後に。
色調も触り心地も均一なお肌をめざすなら、フォトフェイシャルは最適と考えます。しかし皮膚は臓器の一つです。食生活、生活習慣、ホルモンバランスなども改善しなければコンディションアップは容易ではありません。「フォトフェイシャルをすれば全てが良くなる」的な過度の期待をされている方には絶対にお勧めしません。
●フォトフェイシャルの禁忌の方
■妊娠中の方、授乳中の方
■日焼け直後、施術後に日焼けをすることが予想される方
■施行希望部位、またその近くに皮膚疾患をお持ちの方
■糖尿病の方、アルコール中毒の方
■日光過敏症の方
■てんかん発作の既往のある方
料金
2023年6月23日以降から、
初回カウンセリング ¥2,200
顔全体 ¥22.000/回
スポットのシミ(1か所のシミ) ¥7.000/回
に変更になりました。
その他の部分に関してはお問い合わせください。
施術、カウンセリングに関しては、時間を要します関係で完全予約制となっておりますので、お電話ください。
フォトフェイシャルの当日キャンセルは全額お支払いいただきますのでご注意ください。
※上記フォトフェイシャルの効果発現には個人差があり、全ての効果を全ての方が同様に得られると保証するものではありません。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは皮膚表面の古くなった角質を除去することによってより若く、みずみずしい皮膚の再生を促す治療です。当院では医師による診察後、高品質のサリチル酸マクロゴールを使用し、安全で効果的に治療を行います。
ケミカルピーリングの効果
●くすみのないスムーズで柔らかな肌へ
古い角質を取り除き、毛穴引き締め作用で透明感のある肌へと導きます。
●シミを薄く
新陳代謝が活性化され、シミやニキビ跡といった色素沈着を改善します。
●オイリー肌・ミックス肌み
皮脂の分泌を抑え、テカリを防止します。
●水分保持力アップ
コラーゲンやエラスチンが増加し、「肌にモチモチ感が生まれる」「化粧のりが良くなる」
「小じわが目立たなくなる」などのうれしい効果を体感できます。
●殺菌作用
ケミカルピーリングの優れた殺菌作用で、ニキビの原因菌の増殖を押さえます。
●ニキビ跡の効果的
ケミカルピーリングは特に赤みや茶色っぽい色素沈着に効果的です。
ニキビ跡の凹凸も穏やかに改善します
●肌の老化予防に(アンチエイジング)
肌の新陳代謝がアップし、お肌のハリがよみがえります。
当院ではケミカルピーリングと合わせて、VC‐PMGローションを使用しています。
VC‐PMGローションはビタミンCを高濃度に配合したローションです。
通常、ビタミンCは塗っても皮膚からは吸収されませんが、VC‐PMGローションは経皮吸収型のビタミンCとして一部の美白化粧品でも用いられております。一般に経皮吸収型のビタミンCは化粧品や医薬部外品ではわずかな濃度しか配合されていませんので、効能効果として美白レベルにとどまっていたのが、現状です。
最近の研究では、VC‐PMローションを高濃度に配合することにより様々な効果が認められるに至りました。
●VC‐PMGの皮膚に対する主な作用と適応
・メラニン色素抑制作用→色素沈着、美白
・コラーゲン合成作用→小じわ、ニキビ跡、皮膚のタルミ
・活性酸素除去作用→ニキビ
・テロメア短縮抑制作用→皮膚の老化防止
サリチル酸マクロゴールは、ベビーピールとも言われ、非常に高い効果があり、トラブルの少ない新しいピーリングです。
マクロゴールタイプは、ピーリングによる痛みや赤身も従来のピーリング剤の中では最も少なく、それでいてコラーゲンの造成はTCAピーリングにも匹敵すると言われています。
サリチル酸マクロゴールピーリングの手順
サリチル酸マクロゴールピーリングの効果
●ニキビ・毛穴づまりしやすい肌質・脂性の改善
サリチル酸の角質軟化・溶解作用によって皮脂分泌過多も改善します。
●はり・たるみ予防・小じわ
真皮のコラーゲン産生を促進し、柔らかい弾力のある肌質にする効果があります。
●老化防止・シミの予防・くすみ・肌荒れ肌のキメを整える・美白
肌の新陳代謝を活発に促進しますので、皮膚のサイクルの乱れを正常に戻す効果も期待
できます。その結果、蓄積されたメラニンが排泄されていきます。
さらに、新陳代謝のリズムが整うことによりメラニンが蓄積しにくくなります。
サリチル酸マクロゴールピーリング Q&A
Q.サリチル酸マクロゴールピーリングでニキビを治療することは出来ますか?
A.ピーリングにより、徐々に「ニキビ」が出来にくい肌にする肌質改善効果があります。個人差もありますが、4回くらいは施術が必要かと思います、3週間~1ヶ月に1回の治療法です。
Q.敏感肌で、肌が弱いのですが、サリチル酸マクロゴールピーリングを受けられますか?
A.従来のピーリングに比べて肌にやさしいのが特徴ですので、肌が弱い方でも安心して治療を受けていただけます。事前にドクターがそれぞれの肌質をチェックしますので、よほどひどい炎症等がない限り大丈夫です。
Q.痛みや副作用はないのですか?
A.サリチル酸マクロゴールピーリングは、皮膚の刺激作用はほとんどありませんので、皮膚の赤みや皮剥けなどの副作用の心配は不要です、痛みもほぼありません。
Q.どれくらい効果が出ますか?有効な回数や頻度は?
個人差もありますが、1回の施術だけでも効果がある方もいらっしゃいます。一般的には、3週間~1ヶ月に1度の施術を4回ほど繰り返していただくのがお勧めです。最低3回は行っていただかA.ないとコラーゲンの産生などの効果は実感しにくいかもしれません。
Q.ケミカルピーリング後に注意すべきことはありますか?
A.施術直後からのメイクは可能であれば翌日までは控えてください。治療部位を強く洗ったり、こすること等は避けてください。また日焼け対策(直射日光を避け、遮光クリームを使用)は必須となります。
乾燥傾向が出る場合もありますので、通常より保湿を心がけてください。
※保険対象外となります。
治療には、初回のみ、カウンセリングが必要になります。(完全予約制)
また、治療も完全予約制となります。
料金
初回カウンセリング:¥2,200
成人の方:¥9,350/回
ニキビ治療の中学生、高校生の方:¥7,700/回 保護者の方の同意が必要になります。
ケミカルピーリングを受けることが出来ないケース
・妊娠中、授乳中の方
・アスピリンアレルギーのある方
・イボの出来ている方
・ヘルペスの出来ている方
・ピーリングをする部位に3カ月以内に手術をした方
・日焼けしている、これから日焼けをする予定がある方
(日焼けに前後1ヵ月前後はピーリングは避けることをお勧めします)
施行の目安
月1回の間隔でお受けください。
ニキビには最低6回くらい必要でしょう。
ニキビ跡治療に方は、最低でもニキビの倍の回数は必要でしょう。
ケミカルピーリングを受ける前の注意
日焼けをしないようにしてください。日常的に日焼け止めを使用してください。
前日の顔そりやパックは避けてください。
施術は紫外線の少なくなった、時間帯をお勧めします。(角質のはがれたお肌に紫外線が直接当たることを避けるためです。
コンタクトレンズを使用されている方は、施術時には外してください。
施術に際する合併症・副作用
●刺激感・痛み
ピリピリとした感じが少々しますが、洗顔後にはほとんど消失してしまいます。
●赤み
稀ですが、出たとしても数時間から数日(ほとんどの場合、1日程度)で消失します
●かさぶた
ニキビの中身が出て皮膚表面で固まるとできます。自然に剥がれますので、無理に
剥がさないでください。
●乾燥
角質を剥がすので、保湿能力が落ち、乾燥することがあります。
●反応性のニキビ
ピーリングによる反応で、一時的にニキビが増える事がありますが、軽快してゆきます。
●境界の明瞭化
ピーリングを施行したところとしていないところで境界がはっきりすることが稀にあります。
気になることは医師に相談ください。
※上記ケミカルピーリングの効果発現には個人差があり、全ての効果を全ての方が同様に得られると保証するものではありません。
マッサージピール
角化細胞の成長因子の活性化、真皮刺激作用等による線維芽細胞からのコラーゲン生成を高めます。肌質改善(毛穴、陥凹瘢痕、そばかす、ニキビ膿疱除去の促進)、ハリの向上、シワたるみの改善(首のシワ、首のたるみ、妊娠線、ちりめんじわ、手のしわ、頬のたるみ)、美白、シミそばかすの改善に。
マッサージピールの効果
●肌質の改善
毛穴、陥凹瘢痕、そばかす、ニキビ膿疱除去の促進
●ハリの向上、シワのたるみ改善
首のシワ、首のたるみ、妊娠線、ちりめんじわ、手のシワ、頬のたるみ
●美白、シミそばかすの改善
顔全体のくすみ、そばかす、薄いシミ、手のシミ
マッサージピールの手順
1)肌を洗浄します
2)適所の一定範囲に本品を少量塗布し、肌に浸透するまで手で揉み込みます。
3)一定の範囲ごとの塗布を繰り返し、表面全体の施術を完成させます。
4)湿った脱脂綿で余分なジェルをふき取ります。
5)冷たい流水で肌を洗浄します。
6)成長因子のマスクにて保湿します。
お肌に異常がなければ、治療当日より洗顔やメイクが可能ですが、こすらないようにして下さい。
※1クール:3~5回の施術 ※施術頻度:顔 2~3週間おき、ボディ 1~3週間おき
マッサージピールを受けることが出来ないケース
・妊娠中、授乳中の方
・麻酔、金属、コウジ酸アレルギーのある方
・日焼け後の色素沈着、炎症が強い方
・ヘルペス、ケロイド、前がん病変、皮膚がんの既往のある方
・抗凝固剤を服用している方
・重度の各種皮膚疾患または炎症性皮膚疾患、感染性皮膚疾患の方
・糖尿病、てんかん、アルコール中毒、うっ血性心疾患などの全身疾患の方
グラッシュビスタ(まつ毛治療)
グラッシュビスタの取扱い開始しました
グラッシュビスタは睫毛貧毛症に対して国内で唯一、医療用医薬品として厚生労働省が承認した薬剤です。
グラッシュビスタは上まつ毛を太く、長く、濃くする効果のある薬です。(ただし発毛可能な毛包が存在しない場合は本来の効果が得られない場合もあります。)
以下の症状の方にお勧めです
●まつ毛が細い
●まつ毛は短い
●まつ毛が少ない
●まつ毛の生え方にムラがある
上記の症状で市販の育毛剤で効果が得られない方、つけまつ毛、マスカラ、エクステンションを行っている方でご自身のまつ毛を太く、長く、濃くしたい方。
つけまつ毛やエクステンションはすぐに取れてしまったり、まつ毛周囲組織に負担をかけ、目の周囲のトラブルも多くあると聞きます。グラッシュビスタはご自身のまつ毛を太く、長く、濃くする効果があります。特発性睫毛貧毛症、抗癌剤による睫毛貧毛症に対する臨床試験でグラッシュビスタを4ヶ月使用後77.3%および88.9%に太さ、長さ、濃さの改善が認められました。
グラッシュビスタの使用中に気をつけなければならないことは?
メラニンの増加により黒目(虹彩)の色が濃くなることがあります。
投与を中止しても元にもどらないことがあります。
また、片目のみ使用している場合には、左右の黒目の色に差が出てくる場合もあります。
塗布したときに液が、上まつ毛の生え際以外についた場合、メラニンの増加によりまぶたが黒ずんだりすることがあります。
ティッシュなど吸水性の素材ですぐにふき取るか、洗い流してください。
この薬を使用している時に妊娠または妊娠した可能性のある人は使用を避けてください(動物実験で早産、流産や胎児死亡などが報告されています)。
●次の人は、この薬を使用することはできません
過去にグラッシュビスタに含まれる成分で過敏な反応を経験したことがある人
●次の人は、慎重に使う必要があります。使い始める前に医師または薬剤師に伝えてください
・水晶体の無い人、眼内レンズを挿入している人
・目の手術をした人
この薬には併用を注意すべき薬があります。他の薬を使用している場合や、新たに使用する場合は、必ず医師に相談してください。
妊婦または妊娠している可能性がある人は原則として使用を避けてください。
授乳中の婦人は使用を避けてください。やむを得ず使用する場合には授乳を中止してください(動物実験で母乳に移行することが報告されています)。
小児(15歳未満)に対する安全性は確立されていないので、なるべく使用を避けてください。
眼疾患または眼手術後で治療中の人は、必ず医師に相談してください。
他の医師を受診する場合や、薬局などで他の薬を購入する場合は、必ずこの薬を使用していることを医師に伝えてください。
高齢の人には、使用された経験が少ないため慎重に使う必要があります。
使い方
片目ごとに1日1回1滴を就寝前に専用のブラシに滴下し上まつ毛の生え際に塗布します。(まつ毛の生えていない部分に塗ると色素沈着の原因になります。)
グラッシュビスタの使用方法
【STEP1】
グラッシュビスタは、夜、メイク落としと洗顔を済ませて清潔な状態にしてから使用します。
コンタクトレンズは外してください。再装着は、本剤塗布15分以上経過後に行ってください。
下まぶたに塗布したり、直接眼に点眼しないでください。
【STEP2】
ブラシを容器から取り出します。ブラシの毛先には触らないようにしてください(必ず専用のブラシをお使いください)。
ブラシを水平に持ち、ブラシの毛先部分にグラッシュビスタを1滴落とし、染み込ませます。
【STEP3】
滴下後直ぐに、ブラシを使って、上まつ毛の生え際の部分を、目頭から目尻の方向へ丁寧に塗ります。下まつ毛には塗らないでください。
塗る時には、液が目の中に入らないように、下まぶたにつかないように気をつけてください。
塗布回数を増やしてもまつ毛の成長は促進されないので、1日1回を超えて塗布しないでください。
【STEP4】
液が上まつ毛の生え際以外についた場合は、コットンやティッシュなどですぐに薬液をふき取るか、洗い流してください。
【STEP5】
片方のまつ毛を塗り終えたら、その都度使用したブラシは捨てて、再使用しないでください。
片方を塗り終えたら、新しいブラシを容器から取り出し、もう片方の上まつ毛にも、先ほどと同じようにグラッシュビスタを塗ります。
保管方法
直射日光を避けて室温(1〜30℃)で保管してください。
子供の手の届かないところに保管してください。
料金
自費診療となり、1箱(70日分)で¥22,000。
その他診察料として¥2,200必要になります。
現時点で常に院内在庫がある状態にないため診察後1.2日後のお渡しになります。
治療には、初回のみ、カウンセリングが必要になります。(完全予約制)
※上記グラッシュビスタの効果発現には個人差があり、全ての効果を全ての方が同様に得られると保証するものではありません。